MtSの事務局長であるアンドリュー・ライトは次のように述べています。
「船員はこのパンデミック(新型コロナウイルスの世界的流行)期間中において最も英雄的な重要な従事者(エッセンシャルワーカー)の一部です。彼らは、前例の無い、しばしば恐ろしい困難に直面しているにもかかわらず、我々が必要とする生活必需品を運んでいます。これらの困難には、契約期間の終了後も非常に多くの船員を長期間にわたって働き続けさせている船員交代問題が含まれます。更に、最近の調査では、船員が自分の役割の価値を実感しているか否かを尋ねた際、彼らの僅か8%がその質問に非常に肯定的な回答を寄せ、28%が否定的な回答をしています。このことは、船員が自分の存在価値をまったく実感していないことを示唆しています。これは非常に残念なことです。よく言われる『海の盲目 (“Sea blindness”)』は長年にわたって現実なのです。」アンドリュー・ライト、ミッション・トゥー・シーフェアラーズ事務局長
ARJを支援することにより、参加者は、アジアと世界での既存の船員向け福祉活動に対するより戦略的なアプローチであるMtSの「新港湾戦略2022-26年」に貢献することができます。参加者は、一般の人々の目に触れることがない会場運輸に携わる重要な従事者に対して福祉の向上・各種の支援・精神衛生の改善・家族への支援を提供するMtSの具体的活動に貢献いただけます。
私どもの活動に関する詳細はこちらをご覧ください。 https://www.missiontoseafarers.org/
「スワイヤ シッピング (Swire Shipping) は喜んでMtSを支援します。私どもの船員の歴史は、過去149年間にわたって全世界に物品を輸送してきた当社の中心的存在です。2020年から2021年にかけては、当社は新型コロナウィルス(COVID-19)の流行中であっても顧客に対して必死にサービスを提供しようとしました。このため、特に船員の皆さんにとって、ここ数年は困難な時期となりました。2022年は、当社は、世界の船員のための資金を調達し、日々課題を克服する船員を称えるために、MtSのアジアでのアドベンチャーレースを後援いたします。この大義を支援する当社に続かれますように。」スワイヤ シッピング (Swire Shipping) 社 代表取締役 ジェームズ・ウッドロー
皆様、お元気ですか。
このアドベンチャーレースでお目にかかる頃には、コロナ禍も過ぎて、更なる発展に向けて我々の業界は新たなスタートをきったところでしょう。港は陸運と海運をつなぐ物流の要であることと同じように、船員の皆さんは海運と港湾事業を繋ぐ必要不可欠な存在です。今まさに彼らは我々の支援を最も必要としています。我々と一緒に支援しませんか。APMターミナルズジャパン株式会社 代表取締役社長 熊 桜